2014 年間ベストディスク 30-21
今年もよかったアルバムを選びました。去年ほど枚数聴いてないのと、数は絞ったほうが選ぶのもおもろいので今年は30枚にしました。
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30.MANNERS/Facies
ex.埋火の見汐麻衣が始動したプロジェクト、MANNERSのデビュー・ミニ・アルバム。サウンド・プロデュースにゆらゆら帝国などを手掛ける石原洋、エンジニアに中村宗一郎を迎え制作。豪華なメンバーによって生み出された都会的なグルーヴとほのかな叙情性、クールで洗練されていながら実験的要素も感じさせるアップ・トゥ・デイトなサウンドメイキング。埋火のイメージを完全払拭し、新たな門出と呼ぶに相応しい一枚
ムーディーでアダルトな見汐さん…今度こそライブ行きたい。
29.竹村延和/ツァイトラウム
竹村延和のオリジナルとしては約12年ぶり(2014年時)となる通算11枚目のアルバム。2008年のベルリン移住以降を含む過去10年間、異なる時期や目的で制作された音源を集約。一貫して予測不能の目眩くポップ、時代を経て突き進むイマジナリーな作風は竹村ならでは。
“イマジナリーな作風”ってことばいいですね。オーディオスポーツでしか竹村氏を知りませんでしたが、素敵な作品でした。
28.Torn Hawk/Let's Cry And Do Pushups At The Same Time
映像作家そして音楽家としてもUSアンダーグランド屈指の鬼才として評価を高めるTorn Hawkの3枚目となるフル・アルバムは同じくブルックリンを拠点とする〈Mexican Summer〉より。 Manuel Gottschingや元EmeraldsのMark McGuireとも共鳴するクラウト・ ロック / ニューエイジ・マナーのアンビエントはメディテイティブな空間とローファイな 質感はそのままに、よりギターを主体とさせたメロディアスで開放感のある、ノスタル ジックでエキセントリック、センシティブかつラフなエモーション溢れる白昼夢へと発展。
今年最後に買った一枚。アートワークのクールさとタイトルのアホっぽさの差がたまらない。
27.カジヒデキ/ICE CREAM MAN
ミスター・スウェーデン、もしくは40代の短パニスト、 または永遠のマスカット・ボーイこと【カジヒデキ】渾身のサマーアルバム完成! 通算14枚目のオリジナル・アルバム『ICE CREAM MAN』を2年ぶりにいよいよリリース!
短パンを履いた人間国宝、ここ数年で一番の出来。来年で48。
26.Damon Albarn/Everyday Robots
独自のポップセンスで数々のプロジェクトで活動を続けるブラーのフロントマン、デーモン・アルバーンが、遂に「初」となる純粋なソロ・アルバムを発表
ソロ名義は初めてなんですね。ブラー武道館行きたかった…
25.ユニコーン/イーガジャケジョロ
ユニコーンの約2年10カ月ぶり(2014年時)、2009年の再始動後3枚目となるフル・アルバム。“歌えて、踊れて、笑えて、しんみりできて、感動する”という、ユニコーンにしか作り得ない作品。
おふざけ成分多めのアルバム。やっと再結成後のノリに慣れてきた。
24.Primula/Aquarius
思春期エレクトロニック・アーティストPrimulaのセカンド・アルバム。前作『Youth Center』が彼の小学生時代をベースに作られたのに対し、本作では中2~高1頃の思春期を展開。SI BEGGも認めたストレンジなビートワークと、デオドラントフレーバーいっぱいのメロディ。思い出すと胸を掻きむしりたくなるほどのエモーション満載な一枚。
思春期テクノおじさん。タイトルトラックは本当に素晴らしいです。青い。胸キュン。キュン死に。
23.Simi Lab/Page2: Mind Over Matter
個性的なキャラが揃う6MC+2DJのヒップホップ・グループ、SIMI LABのセカンド・アルバム。OMSB、DyyPRIDE、MARIAなど、それぞれ幅広いシーンから多くのファンを獲得してきたメンバーが一堂に会したフル・ヴォリュームの一枚。
OMSB先生のトラックは安定のかっこよさですがHi'Specのがぐっときたりする。
22.矢野顕子/飛ばしていくよ
矢野顕子が5年半ぶり(2014年時)のスタジオ・アンサンブルによるアルバムを発売。YMOの全面バックアップで制作された1980年代までのサウンドの延長線上に拡がる、EDM・ボカロ世代をも唸らせる上質かつアバンギャルドに進化を遂げたエレクトロニック・ポップス・ワールド。未発表曲に加え、「電話線」「在広東少年」のセルフ・カヴァー他を収録。
飛ばしてる。ボカロ出身のひとのトラックがよかった。 偏見はよくない。
21.Eno・Hyde/Someday World
ブライアン・イーノ × カール・ハイド (アンダーワールド)奇跡のコラボレーション作品が遂に実現!! 「我々が共有した特別な空間から生まれたものは、驚くほど輝かしく、歓喜溢れるものだった」― ブライアン・イーノ ニューウェーヴ、ポスト・パンク、アフロ・ビート、ミニマリズム、両者が自らのルーツと向き合い卓越したキャリアでモダナイズした歴史的ポップ・アルバムがここに誕生した。
ちょーポップです。ニューウェーブおっさんポップ。ポップなのがいちばん。
つづく